貸し事務所を探してみて

ひとくちに貸し事務所といっても、規模や立地条件、業務内容での向き不向き、耐震など防災対策に、建っている街の将来性などなど、さまざまなチェック項目があるようです。仕事で、10人から20人ほどが動き回れる営業支所を探していたとき、まずその人数の規模から、不動産の担当者となかなか話がかみ合いませんでした。こちらは、小規模な営業所を探しているというと、担当の人によって受け止め方がまちまちで、4,5人程度のワンルームのような事務所物件に案内されることもありました。

ビジネスの貸し事務所というのは、だいたいどんな規模でランク分けされているのかを聞いてみても、やはり不動産業者によって答えがそれぞれでした。個人の家とちがって、ビジネス向けの物件をあつかっている不動産は、拠点の街が大都市なら、「ちいさな営業所」といわれると、人数が2ケタと考え、ちいさな都市なら、ワンルームオフィスを念頭に置く。そんな具合のようで、相談を持ち込む前に、こちら側の詳細な条件をある程度まとめておかないと、話がなかなか前へすすまないとわかっていきました。

それと、意外に気にされていないのが、貸し事務所の建物の外観です。個人の家が、壁がひび割れ、庭が草ぼうぼうで売られていたら、まず買い手はつきません。これが事務所となると、前の会社が出て行ってからそのまんまにされている物件が多いのには驚きました。これは所有者の性格が反映しやすいらしく、きちんとしているところがあれば、そこは貸主を含め、ある程度信用が置けるといえるので、物件を決める一つの目安にできそうです。住む場所ではありませんが、事務所は働く人間にとっては大事なスペース。いろいろ条件があっても、最後は人間的なところがものを言うのかもしれません。

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